にんにくの臭いは虫などから身を守るための手段

にんにくが持つ臭いは野生動物を寄せ付けない効果があり、にんにく自身が自らを守る手段として良く知られています。

このにんにくがもつ特有の臭いには、そのほかにもさまざまな効果が認められていますが、防虫効果もその一つです。

ニンニクで防虫出来るか

にんにくはトウガラシや酢、コーヒーやにらなどとともに、天然の防虫剤として知られています。特にすりおろしたにんにくは特有の強い臭いがするため、虫を寄せ付けない効果があります。生育中の植物における防虫対策として、すりおろしたにんにくを水に混ぜて散布するという使い方が一般的です。

にんにくは昔から植物の防虫に利用されており、殺虫剤の無かった時代にはとても重宝されていたようです。すりつぶしたにんにくだけでなく、皮や茎を水で煮出して硫黄化合物を含む液体を作り、殺虫していました。

キャベツやカリフラワーなどアブラナ科の野菜は、真菌感染症に弱い植物ですが、それらの野菜を植える際ににんにくの鱗片をいっしょに入れておくことで、真菌感染症を防ぐ効果もあります。

またにんにくを育てていると、まわりの植物にアブラムシやそのほかの害虫が寄りつかず、相性がよい植物は寄せ植えとして利用されていました。にんにくの根っこからは殺虫効果のある分泌物が出るので、コバエなどの幼虫に効果があり、玉ねぎやバラを育成する際によく利用されています。

このように、にんにくの持つ防虫効果や殺菌効果は絶大で、人間だけでなく植物にも良い影響を与えてくれる植物です。

お米の虫除けに効果的

お米は春の終わりごろから秋にかけて、保存条件や場所によってコクゾウムシやノシメマダラメイカ、タバコシバンムシなどの虫がわきます。このような虫は食べても害はありませんが、お米の味を落とし、また衛生的にも良くないのでできれば避けたいものです。

お米の虫除け方法としては、昔からにんにくや鷹の爪が重宝されていました。現在ではお米の虫除けグッズも市販されていますが、こちらではにんにくの虫除け効果に注目したいと思います。

にんにくの防虫効果は硫黄化合物を含んだアリシンです。アリシンによるにんにく特有の強い香りによって虫が寄りつかなくなります。防虫効果をアップさせるコツは、においが良く出るようににんにくを軽くたたいて使うこと。叩いたニンニクはティーパックに入れて、米びつなどお米を入れている容器の中においておきましょう。にんにくを傷つけることでアリシンが作られるので、その分防虫効果がアップします。ただ、にんにくをたくさん入れすぎるとお米ににおい移りしてしまいますので注意が必要です。