ニンニクの臭い、どこから臭う?

にんにくの臭いは食べてから、体のあちらこちらから段階的に臭ってきます。

まずは口です。にんにくを口に入れるとき歯で噛んで細かくしてから飲みこみますが、このときににんにくの組織が傷つけられて、臭い成分が発生します。発生した臭い成分は身体のあちらこちらから時間をかけて出ていきますが、では具体的にどこから臭うのでしょうか。調べてみました。

脅威!体全体からにんにく臭

にんにくの臭い成分は身体の中でさらに分解され、他の化合物に変わりながらだんだんと臭いを強めていきます。

このようにして作られた臭いは、血液中や尿などに含まれて身体全体に運ばれていき、代謝と言って汗や呼気などにまざって身体の外へ出ていくときに悪臭をまき散らします。息からでた臭い成分は口臭として、汗から出た臭い成分は体臭として、また尿と混ざればアンモニアに加わることでさらに強い臭気を放ちます。

とくに臭いの強い身体の部位は体温が高く、汗の出やすい部分で、首の後ろやワキの下、太ももの付け根です。

まさに体全体からにんにく臭さが臭ってしまうというわけです。

口臭がニンニク臭いのは病気のせいか

一口に口臭といっても様々な臭いがあります。にんにくの臭いはキャベツがくさったような臭いとされ、病気に起因する口臭とは少し違う臭いになります。そのため口がにんにく臭い場合は、病気のせいではない可能性が高いと言えるでしょう。

ちなみに病気に起因する口臭を紹介すると、肺の疾患や気管支などの呼吸器系の病気、胃や食道などの消化器系の病気、扁桃炎や咽頭、副鼻腔などの耳鼻咽喉系の病気に起因する口臭は、肉の腐った臭いとなります。

肝硬変などの肝機能障害、腎不全などの腎機能障害に起因する口臭はアンモニアのような臭いがする口臭に。糖尿病の場合は甘酸っぱいにおいの口臭がします。

ニンニクとおならの臭いはどんな関係があるか

にんにくを食べるとおならが臭くなるだけでなく、おなら自体が出やすくなります。その理由は食物繊維です。にんにくなどの根菜類には食物繊維が多く含まれていて、多く摂取すればその分腸の働きが活発になります。腸内細菌が働くことで、にんにくに含まれる臭いの元の硫黄化合物が、アンモニアや硫化水素などに変化しガスが発生、おならが出やすくなります。

さらに、にんにくの場合は殺菌作用がある成分が含まれていて、これが腸内の菌を殺菌してくれるのですが、善玉菌・悪玉菌分け隔てなく殺してしまうという欠点があります。

場合によっては腸内環境が悪玉菌の巣窟となり、腸内の内容物を腐敗させてガスが発生するので、さらに臭いおならがたくさん出てしまいます。

便がニンニク臭いのはなぜ?

尿や大便にもにんにくの臭いが付きます。その理由はにんにくの臭い成分が身体中を回り、尿や大便、汗や息などに交じって身体から代謝されるためです。にんにくを食べてから便として出てくるタイミングは24時間が目安なので、食べた翌日の大便からにんにく臭がすることになります。トイレに行く際は消臭を忘れずにしたいですね。

汗がニンニク臭いってことあるの?

にんにくの臭い成分が血液を回り、汗として代謝される際にも汗に臭い成分が含まれますので、汗もにんにく臭くなります。汗は毛穴から出てきますが、その際毛穴に詰まった皮脂などの老廃物が加わり、さらに臭いがアップしてしまう可能性もあり、臭い対策にはこまめに汗を拭くなどの対策が必要になってきます。