にんにくの保存方法

健康食品としても、クセのある食品としても人気のあるにんにく。
できれば健康成分を活かす事ができるような新鮮な状態で食したいですよね。
今回は健康成分を損なわずに、にんにくをしっかり保存するための方法と、様々な疑問に対する解説を行います。

常温での上手な保存方法

にんにくをすぐに使う予定なら常温下でも保存ができます。
目安はおよそ1週間。1週間以内に使い切る考えなら、常温下に置いておくのもOKです。

元々にんにくは乾燥させたものが出荷されているため、長期保存自体は簡単。かつ腐りにくいものです。

では何に注意するか?それは「発芽」です。
じゃがいもと同じように、芽がでないような環境下でなくてはなりません。

常温で保存する場合は、20度以下の日陰かつ湿気の無い風通しの良い場所が必要です。
ネットなどの通気性の良いものに入れて吊るしておくと良いでしょう。

元々乾燥しているものとはいっても、ちょっと湿気や水分が戻るとすぐに成長してしまいますので、常温保存の際は吊るして適度に水分を飛ばしておくということは欠かせません。
また常温保存の際はできるだけ皮は残しておきましょう。
水分を飛ばすため、といって1片ずつに分けてしまうと、せっかくの風味も飛んでいってしまいます。

変色の原因は?

にんにくは保存していると変色することがあります。もともとの白っぽい色から、なんだか腐っていそうな緑や紫、明らかに枯れていそうな茶や黒。
なぜ変色するのか?原因は色ごとに異なります。

まず、上記の色で食べられない色は「茶」と「黒」です。
枯れていそうな色合いの茶はそのまま、鮮度が落ちた状態です。賞味期限が過ぎているか、消費期限切れの可能性が高いので、処分しましょう。
次に黒。これはカビが生えている可能性があります。もちろん食べてはいけません。処分しましょう。

では次。緑色や紫は食べられるのか?これは食べることができます。
わかりやすく変色する様子が見たい方は酢漬けにしてみてください。

これはにんにくに含まれている成分が酸化しているだけだったりします。
緑色だからって、青色だからって腐っているわけではありません。

紫色も、にんにくに含まれている成分同士が反応している事を示す色で、元からにんにくに含まれている成分が、同じくにんにくに含まれている鉄分と反応しているだけです。
時間が経てば戻りますので、問題なく食べることができます。

が、腐っている場合は別です。明らかににんにくじゃない臭いがした場合、なにか「にちゃっ」とした感触があった場合は処分しましょう。

変色を防ぎたい場合は、レモン汁をかけて置いておく、冷凍・加熱するという方法が存在します。
もっとも、時間が経過することで自然と色も元に戻るので、すぐに使うけど色が嫌だ!という場合でもなければ、放っておいても良いでしょう。

繰り返しますが、身体に悪影響は無いので口にする分には問題ありません。仮に問題が出たとしても、それは腐っていた可能性が高いのです。

冷蔵庫で保存して良いか?

にんにくを保存する場合。もっとも適している温度はマイナス1〜2℃と言われています。
冷蔵庫のチルド室はそれに近いマイナス2〜3℃の環境下になるので、冷蔵庫、特にチルド室はにんにく保存に適しています。

ここで注意するべき点は、野菜室に入れない事。
野菜室は3℃から8℃と、適正温度よりも高いので傷みやすくなってしまいます。

保存する場合は新聞紙でつつんで保存しましょう。
これでおよそ1,2ヶ月は保存することができます。

冷凍保存はどのように?

長期保存の定番「冷凍保存」は、4つの保存方法があります。
1つはまるごと冷凍。こちらはにんにくの風味が残りますが、冷凍によって中がくっついてしまうことも。
2つめは皮をむいて保存。皮を剥いて1片ごとにラップに包んで保存します。こちらは手間がかかり、少し風味も飛んでしまいますが、にんにく同士がくっつかないというメリットがあります。

3つめと4つめは更に加工を施します。
3つめはスライス状態。冷凍後の身は切るのが大変なので、調理時間を短縮するためにもあらかじめスライスした状態にします。みじん切りでも構いません。
このときに、にんにく同士がくっつかないように並べるようにして保存することをお忘れなく。
最後はすりおろしたにんにくの保存です。
こちらもすりおろしてから、できるだけ平らな状態にして冷凍しましょう。間違っても丸めたりはしないように。
ちょっとしたコツとして、チョコレートのように格子状の線を入れておくことで、冷凍したまま好きな量を折って使うことができますよ。

“にんにくの保存方法”まとめ

以上がにんにくの保存方法です。
じゃがいものように芽に毒性があるわけではありませんが、にんにくの場合は栄養素がそっちに吸われてしまったり、風味が落ちてしまうという問題があります。
そのため、保存する際は発芽していないことを確認してから保存しましょう。また、途中に発芽したのを確認した場合は、しっかりと芽を取り除いておくことを忘れずに。

ちなみに新聞紙で包んで保存というのは、玉ねぎやじゃがいもでも真似することができますよ。
にんにくの保存期間は常温保存で1週間。冷蔵庫で1ヶ月から2ヶ月。そして冷凍保存は2ヶ月以上です。
健康食材のにんにく、是非適切な保存方法を守りながら摂取することを心がけてくださいね。